岩崎先生が新入生を迎え入れた。阪神岩崎優投手(32)が30日、沖縄・宜野座で行われている先乗り合同自主トレ2日目に合流。早速ルーキーを小ボケで歓迎した。

「早く慣れればいいかなと。そんな感じです」。サブグラウンドで行われた投手ノックで、一塁ベースカバーの練習中だった。ドラフト2位の椎葉が一塁でボールを捕球し、走る岩崎にトス。ストライク送球も、先輩はまさかのスルー。椎葉が目を丸くしていると、マウンドの投手陣から笑いが起こった。

新人で唯一1軍キャンプスタートの椎葉は連日緊張した表情だったが、これには笑みを浮かべた。「コミュニケーション取ってくれたのはうれしかったです」と感謝した。

昨季セーブ王に輝いたプロ11年目左腕。春季キャンプでも後輩へ経験を伝えていく。15年以来の2軍スタートが決まり、後輩からアドバイスを請いたい声が次々と上がる。ドラフト1位の下村は「当たり前のように毎年ずっとシーズン通して活躍されている。セルフケアだったり、どういう調整をしているのか聞きたいです」と目を輝かせていた。岩崎も「聞かれたらもちろん答えますし、気になることがあればいくし」とウエルカムだ。

この日はキャッチボールなどで調整。今季、最優秀中継ぎ投手を含めたリリーフタイトル獲得へ。ブルペン陣の支柱が後輩とともに汗を流す。【村松万里子】

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