ヤクルトドラフト3位の石原勇輝投手(22=明大)が1日、埼玉・戸田で行われた2軍キャンプ第1クール初日に参加した。アップやキャッチボール、ノックで汗を流した。2日には1月27日の新人合同自主トレ以来となる、立った捕手を相手にしたブルペン投球が予定されている。石原は「まだ立ち投げしかしていないので、ここから徐々に中腰で座ってもらうという感じですね」と話した。

即戦力左腕として期待されるも、新人合同自主トレ期間中に体調不良で離脱。復帰後は「キャッチボールも全然投げられていますし、今の感じは順調に仕上がっています」と手応えを感じている。2軍キャンプ初日を終え「やっぱり緊張してあんまり馴染めなかったんですけど(笑い)、ここから徐々に馴染めていけたら良いなと思います」とはにかんだ。

チームでは明大の先輩、星知弥投手(29)が気にかけてくれている。「積極的に声をかけてくださって。そこはあの、楽しくできました」と先輩の気遣いに感謝する。

ルーキーでは唯一の同級生、ドラフト1位の西舘昂汰投手(22=専大)と共に行動することが多い。「やっぱり同級生だと話しやすい。お互い高校の神宮大会でも投げているので、そういう話だったり、息が合うところがあるので結構しゃべっています」と笑顔。「自分の斜め上というかちょっと違う発想で話してくるので、なんか新感覚というか、話してて面白いなっていうのはあります」と同級生の存在が安心感につながっている。

体調不良の際には、コーチから「自分のペースで焦らず、ゆっくりやっていけ」と伝えられた。「自分のペースで焦らずにやっていこうかなと思います」と話す左腕は、2軍スタートからの開幕1軍入りを目指す。

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