阪神の臨時コーチを務めるOBの鳥谷敬氏(42=日刊スポーツ評論家)がドラフト3位の山田脩也内野手(18=仙台育英)にほれ込んだ。沖縄・具志川の2軍キャンプで初指導し「みんな動きもいいし、なかなか高校生を教える機会もないので、非常に楽しくできました」と振り返った。

中でも注目したのが山田だ。2年目の戸井とともに目についた選手として名前を挙げ「体の使い方が非常に上手。細かい練習より、実際にシートノックやゲームノックの形の方が上手に見える。大舞台の経験っていうのがあるんだなと思った」と賛辞を並べた。仙台育英では屈指の遊撃手として2年夏の甲子園優勝、3年夏も準優勝。豊富な経験値に裏付けされた技術、メンタルを感じとった。

打撃指導はしなかったが、山田のフリー打撃中はケージの後ろで和田2軍監督と見守り、ロングティーも至近距離で観察。「高校生で、あれだけ芯でミートできる確率が高い。持って生まれたというか、バットコントロールの能力は高いなって話を和田監督としていました」と打ち明けた。

山田は「改めてセンスがすごいと感じました。ケガのリスクを減らすことも含めて教えていただいた」と恐縮。未来のスター遊撃手への期待が大きく高まる1日だった。【柏原誠】

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