西武隅田知一郎投手(24)が9日、自身初となる開幕投手への意欲を示した。宮崎・南郷キャンプ第1クール最終日。ブルペン入りを終えると「任せてもらえるのであれば、任せてもらいたいです。やっぱり、ライオンズを引っ張ってきた(高橋)光成さんとか、今井さんとかいますし、その立場を僕もしっかりできるようになりたいと思ってます。背中を見て近づけるように」と話した。口調は控えめだったが、3年目のシーズンへの意気込みをにじませた。

この日はブルペンで81球を投げた。キレのある真っすぐに、カーブ、フォーク、チェンジアップを交えた。途中から打者の模型を打席に立たせ、より実戦を想定。6年ぶりに古巣復帰して捕球した炭谷も「良かった。やっぱり(打席で見るのとは)違う」と、認める出来だった。

開幕投手の本命は、昨季まで3年連続で務めた高橋。対抗に今井や平良と、豊富な先発陣を誇る。そこに隅田も割って入る意気込みだ。オフには体脂肪を22%から19%まで落とした。「人それぞれですけど、(自分には)要らないもの」と絞った。体のキレを出すためか問われると「よりシルエットがきれいに見える」と笑って答えた。

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