楽天村林一輝内野手(26)が11日、今江敏晃監督(40)の「初陣」で存在感を示した。沖縄・名護で行われた日本ハムとの練習試合に「7番遊撃」でスタメン出場。試合は2-4で敗れたが、二塁打2本を含む2打数2安打2打点で打線をけん引した。「自分自身、できることを継続してやっていって、競争に勝っていければ」と力を込めた。

今江監督の初采配となった一戦で村林が打の主役を担った。1点を追う3回2死満塁。1ボールから153キロ直球を左翼線に運び、一時逆転となる2点適時二塁打を決めた。「チーム初打点」に「チャンスだったんで、積極的に振っていい結果が出たと思う」。2回無死一塁では右翼線へ二塁打を放った。

指揮官は「右に左に彼らしい技ありのバッティングで、すごく良かった。1年間通して戦うイメージでやっていると思うので、今日の結果に満足せずやってもらいたい」と話した。

昨季途中から遊撃のレギュラーに定着した村林は、自己最多の98試合に出場し、打率2割5分6厘、2本塁打、32打点、11盗塁とブレーク。今季はさらなる高みを見据える。「競争も始まっているので、1戦1戦、自分のできることをしっかりしていきたい」。開幕から絶対的な主力を目指す。【山田愛斗】

【練習試合】日本ハムが楽天に勝利/詳細