ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が15日、ドラフト1位の前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)を絶賛した。 「率直にモノが違うなと思いました。びっくりするような真っすぐではないですけど、あれだけリリースが一定でバランスを崩さずに初ブルペン。どこをイジるの?と思いました」

前田悠は春季キャンプ第4クール初日にプロ入り後初のブルペン投球を行った。倉野投手コーチとの33球のキャッチボールを終え、ブルペン捕手を立たせて計20球。直球のみを投じた。ブルペン捕手の真横、真後からも熱視線を送った指揮官は「僕が1球だけ真後ろに行ったけど、構えたところにきていた。多分、どんな状況であっても体がある程度のバランスとか出力の出し方ができ上がっている。身長はあまり大きくないですけど、めちゃくちゃ大きく見えた。それはすごく感じた」と目を細めた。

未来のエース候補には、球団が用意した「特別育成プログラム」があり、慎重に調整を進めてきた。新人合同自主トレからブルペン投球はお預け状態が続いていたが、春季キャンプ第4クール初日にブルペン投球が解禁された。小久保監督は「きっちり将来のエース候補として育てるのが我々の役目だと思うので。(1軍に)早く上げろって言わんようにします」。金の卵をじっくり育て上げていく。

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