広島春季キャンプは21日、今年3度目の練習試合となるDeNA戦で第5クールを終えた。この日は昨季まで中継ぎだったアドゥワが先発し、新人2投手も中継ぎ登板した。打線は初めて4番に起用した新外国人ジェイク・シャイナー内野手(28=マリナーズ3A)が二塁打を記録。小園や二俣がマルチ安打とアピールした。新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

 

-今日の試合、先発はアドゥワ投手でした

新井監督 また先発に挑戦してみようということで、3イニング。良かったと思いますね。ストライクを先行していたし、カーブで緩急もつけられていた。

 

-新人2投手も登板

新井監督 良かったと思いますよ。彼らとは投げ終わった後に話したけど、2人ともすごく緊張したと。初めての対外試合なのですごく緊張したと思いますけど、ゼロで抑えて立派なもんだと思いますね。

 

-高投手はイニングをまたいで、打者1人で交代となった。プラン通り

新井監督 プラン通りですね。(横手投げにフォームを変えた)塹江をイニングの合間でマウンドに上げたかったので。

 

-一方、攻撃陣は

新井監督 振れていると思います。二俣、いいスイングだったと思います。(2本の長打に)キャンプの練習からいい打球を打っていたので、これを自信にしてほしいですね。

 

-侍ジャパン選出の小園選手も2安打

新井監督 順調に来ていると思います。昨年はキャンプ、オープン戦、開幕と、あまり入りが良くなかったので、本人も“今年はしっかり入ります”と言っていたので、期待できると思います。

 

-4番シャイナー選手も長打

新井監督 いい打撃でしたね。次(の打席)はフライアウトだったんですけど、(打球に)いい角度がついていると思います。ナイスバッティングだったと思います。

 

-4番に求めるものは

新井監督 やっぱり長打を期待したい。内容的にはすごくいいと思うので。いいんじゃないですか。順調にきていると思います。

 

-4番はいつまでに決めたいか。

新井監督 まだ決めていない。今からオープン戦に入っていくので、その中で内容とかいろいろ見ながら探っていきたいなと思います。(シャイナー選手も候補の1人?)もちろん。候補の1人です。

 

-田村選手を2番で起用。打順は適性を見ながら

新井監督 そうだね。外野の競争はこれから本格化すると思うけど、オープン戦が入ってきて。どの選手が打順によってどういう適応能力を見せてくれるのか。今日は2番に入って、結果的に一塁ランナーを置いてゲッツーになったけど、本人がこうしようと思ったことが伝わってきた。結果だけじゃなく、シチュエーションによって最低でも、というのが見えたので良かったんじゃないですか。

 

-明後日から最終クール

新井監督 実戦漬けになりますので、さらに競争していいものを見せてもらいたいと思います。

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