ソフトバンクにFA加入した山川穂高内野手(32)が、28日の練習試合・西武戦(宮崎アイビー)で古巣と初対戦する。

宮崎では最後の対外試合になる予定。「久しぶりに会える人もいるので、そういうのは楽しみにしています。ただ、試合に入れば僕は来た球をしっかり振っていく。本当にそれしかないです」と気合を入れた。

西武には13年ドラフト2位で入団し、23年まで10年間在籍した。昨季は自身の不祥事により、公式戦出場停止処分を受けたが、育ててもらった恩義がある。「練習の合間とかにしっかりあいさつをしないといけない。そこはきちんとしたいと思います。話す時間があれば少し話したりとかもありますし」。その上で「試合は本当に来た球を振ります。それだけです」と同じフレーズを繰り返し、真剣勝負を心待ちにした。

この日のロッテとの練習試合は「4番一塁」で出場し、第3打席に左腕坂本から中前打を放った。同一リーグ相手には移籍後初めての実戦だったが「映像を見て自分の感覚を思い返して、また試合」とすぐに切り替えた。宮崎での実戦は4試合に出場し、8打数5安打で打率6割2分5厘。好調キープで、古巣との一戦に臨む。【只松憲】

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