楽天田中将大投手(35)が、開幕ローテ入りへ1歩前進した。

0-1の3回2死一、三塁、オリックス紅林を迎え、力が入った。外角低めへの4球目はボール。球場表示で146キロを計測した。今季実戦2試合での最速141キロを上回り「(球速は)本当に出てんのかどうかちょっと分かんないですけど、上がったのかなとは一応思っときます(笑い)」。最後は外角スライダーで二直に仕留めた。

昨年10月の右肘クリーニング手術後、3度目の先発だった。今季最長の3回を39球、3安打1失点。1、2回は3者凡退に抑える上々の内容で、出力も上がり、表情は明るかった。「順調に1つ1つステップは踏めてるなっていう。毎度、繰り返しのように言ってますけど、いい感じで来てるかなと思います」。今江監督は「マウンドで投げてる姿は前回よりも躍動感があって、より本来の形に少しずつ近づいてるんじゃないかな」と表現した。

登板翌日の体の状態次第だが、順調なら次回は再び中6日。20日中日戦(バンテリンドーム)が有力で、5回80球程度がめどになる。背番号18が着実に復帰ロードを歩んでいる。【山田愛斗】

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