右肩のコンディション不良で出遅れているオリックス宇田川優希投手(25)が開幕1軍を断念する考えを明かした。

14日、大阪・舞洲の球団施設で調整。「トレーナーさんと話して、急いで1軍復帰よりも、もうちょっと時間をかけて途中離脱しないことを目標にした方がいいんじゃないかという話だった」。リーグ4連覇を目指すチームに欠かせない剛腕セットアッパー。万全の状態にしてからシーズンに臨むつもりだ。

2月の春季キャンプは別メニューが続き、終盤の24日にようやくブルペン入り。投球練習は続けており「キャンプの時よりはいい感じ」。今週中にも捕手を座らせた段階に移行させたい考えだ。先延ばしになっている実戦スケジュールも未定で、肩の状態しだい。「3月中にあるかな」という程度の認識という。

昨季は侍ジャパンの一員としてWBCで世界一に輝き、シーズンは初の開幕1軍で迎えた。自己最多46試合に登板したがコンディション不良で4月下旬から2カ月近く2軍暮らしが続いた。「去年、途中離脱して悔しい思いやしんどい思いをした。今年はしっかり最後までいけるように今、やっている」。背番号を96から14に変更して臨む支配下3年目。入念に時間をかけて、戦列に復帰する。【大池和幸】

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