先頭弾に先頭弾でやり返した。「1番中堅」で先発したロッテ岡大海外野手(32)は1回、オリックス山岡の144キロ直球を捉えた。打球は左翼席へ。「どの打席もそうですけど、積極的にいこうと決めているので」と、よーいドンの初球打ちだった。

まるでリプレーだ。1回表にはオリックス太田が、小島の初球144キロを同じく左翼席へ運んでいた。両軍の1番打者が初回に初球を本塁打するのは、公式戦では過去1度もない珍事。岡は「太田くんがどうこうというのはなかった。1点負けている場面でしたし、とにかく同点にという気持ちが強かった」と“お返し弾”を振り返った。

1番起用が続いているのは復調を願う親心から。試合前時点では、オープン戦5試合で10打数無安打だった。吉井監督は「ここのところ調子悪かったんで打席をたくさん与えていたんですけど。まだヒット1本。調子を上げていってほしい」と話す。

岡も分かっている。「引っ張った打球が今日はゴロになっていますし、最後の打席はチャンスでしっかり打てないと。反省をしっかりやっていきたい」。打率はまだ7分1厘。引き締めて次の打席に臨む。

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