DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、マルチ安打を放ち、対外試合の連続試合安打を13に更新した。3回2死、2ボールから広島森下の147キロの速球を中前に運んだ。「本当にすごい球を投げていたので、今後の野球人生につながると思いますし、そういう方から打てたのはいい経験になります」とかみしめた。

開幕カードの広島相手に広角に打ち分け、強烈な印象を与えた。7回の4打席目には大道の147キロの速球を右翼線への二塁打に。オープン戦の打率を4割1分9厘に上げた。「森下さんは反応で打った感じですけど(2安打目は速球を)意識した中で1発で仕留められたのは状態がいい証拠だと思います」と手応えを示した。

初対戦の中で、先発ローテ投手から安打を積み重ねる。オープン戦では西武松本、広島森下、楽天早川、ロッテ西野、ソフトバンク大関らから安打。「僕より先にプロに入ってる先輩でもあるので、そういう方とできて楽しい気持ちになりますし、ワクワクした気持ちで」。重圧を感じるどころか、対戦を心から楽しみ、結果につなげる。

ハードな日程も“度会流”で乗り越えた。前日15日は楽天戦(横浜)後、新幹線で広島に移動。約3時間半の道中は「荒野行動(ゲーム)やって、弁当を食べて、寝ました」とリフレッシュに充てた。連続安打の話題に、三浦監督は「最近、そういうのに驚かなくなってきましたからね」とニヤリ。「主力投手に変わらず、対応してるのは非凡なものを感じる」と称賛した。【久保賢吾】

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