開幕へ完全復活を印象づけた。阪神梅野隆太郎捕手(32)が右肩肉離れから復帰後初安打を放った。

26日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(杉本商事BS)が雨天中止となり、非公開での2軍練習試合(京セラドーム大阪)が行われた。梅野は「3番・捕手」で先発出場。0-1の4回1死三塁でオリックス山下の150キロを中前にはじき返す同点適時打。「いい投手やし、なかなか捉えることは難しいけど、相手の状況も前進守備というゲームならではのところでしっかりとコトを起こして、センター前に打てた」と納得の表情を見せた。

捕手としても7回まで先発の村上と2番手伊藤将をリードし、1失点。開幕2カード目に同球場で先発予定の2人とのバッテリーに「ゲームならではの状況判断で、カウントをどうやっていくか、すり合わせながらできて、実質的に抑えられた。反省点も含めて、いろんな話ができたかな」と実戦マスクで感覚をつかんだ。

梅野は2月の沖縄・宜野座キャンプ終盤に右肩肉離れを発症し戦線離脱。22日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦で実戦復帰し、23日と24日の1軍オリックス戦(京セラドーム大阪)にも途中出場。ここまで実戦4試合をこなし「(体は)特には問題ない。これからがスタート。一喜一憂せずに、常にチームのレベルアップと、個人の成績を上げていくことはもちろん頑張っていかないと」と力を込めた。29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)へ攻守ともに準備は整った。【村松万里子】

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