開幕は間に合うよ-。阪神岡田彰布監督(66)が、近本光司外野手(29)、大山悠輔内野手(29)の開幕スタメンにGOサインを出した。

オープン戦終盤は欠場が続いたが、右足の負傷から完全復活を目指す森下翔太外野手(23)も含め、起用に迷いはない。開幕オーダーが生え抜き選手のみなら1972年(昭47)以来、球団52年ぶり。オープン戦は最下位も、29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)を「楽しみやな」と心待ちにした。

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◆72年の阪神 中日との開幕戦では1番中村、3番望月と、新人2人がスタメンに名を連ねた。シーズン序盤に負けが込み、村山選手兼任監督が指揮権を返上し投手専念。金田ヘッドコーチが監督を代行した。5月下旬から11連勝し、一時は巨人と同率首位に。ところが夏場の失速で2位に終わった。オフには村山が引退し、チームを去った。主力どころでは、江夏の23勝、田淵の34本塁打はともにセ・リーグ2位。投打の主役は本領を発揮した。

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