“マスター”こと楽天阿部寿樹内野手(34)が、7年間在籍した古巣中日から恩返し打を放った。

1-0の2回無死二塁。カウント1-2から涌井の146キロ直球を右翼線へはじき返した。代名詞の流し打ちで適時打を運び「ランナーが二塁にいたんで進めようっていう。落ちてくれて良かったです」。阿部は22年11月に涌井との交換トレードで楽天に入団。くしくもトレード相手からの一打となった。

バンテリンドームの竜党から大歓声を浴びた。スタメン発表時や打席に入った際には拍手を送られ「ほんとにありがたいですね」と感謝。5月17日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、出場6試合ぶりの安打に「うまいこといかなかったので、続けられるように頑張ります」と気を引き締めた。

今江監督は貴重な追加点を奪った阿部について「もちろん、1本打つのが大変な世界で、チームのことを考えてバッティングをしながら、いい結果が出たと思うので、本当にいい仕事をしてくれたと思います」と評価した。チームは今季2度目の4連勝を飾り、8勝2敗で交流戦首位をキープ。阿部の一打が大きな1勝をたぐり寄せた。【山田愛斗】

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