期待のDeNA梶原昂希外野手(24)が、2年ぶりのアーチを含む4打数3安打2打点で勝利に貢献した。「2番右翼」でスタメン出場し、2点を追う3回に今季1号となる同点2ラン。22年4月12日(巨人戦)のプロ初安打初本塁打以来の1発でチームに勝利を呼び込み、カード初戦を奪取。本拠地の横浜スタジアムで初めてお立ち台に上がって喜びをかみしめた。

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ダイヤモンドを一周しても実感が追いつかない。DeNA梶原は「不思議な感じがするな」と驚いていた。どんな形でもいいから好機を広げようと臨んだ打席で、2年4カ月ぶりのアーチをかけた。本拠地で初めてお立ち台に上がると「初球から仕掛けていった結果が最高の結果になった。素直に打った瞬間うれしかったです」と声を弾ませた。

内角の球をうまくさばいた。2点ビハインドの3回。先頭の桑原が執念のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取ると、無死一塁で迎えた第2打席に初球から仕掛けた。コンパクトに腕をたたんで、ヤクルト高梨の投じた内角高めのフォークボールにタイミングを合わせ、捉えた。打球は一直線に伸び、右翼席に着弾。初回に中前打、5回には遊撃への内野安打。右へ左へと打ち分けた。

規定打席には達していないが打率は3割2厘に到達。バットで存在感が際立つ。今季はプロ初の開幕スタメンを射止めながら、結果が出ず、4月下旬に2軍落ち。およそ1カ月間はファームでの調整を強いられた。打席で粗さが目立ち、積極的にチャレンジできなかったことが歯がゆかった。コンタクト率を上げるべく打席の立ち位置から見つめなおす。そんな試行錯誤が今につながっている。

「開幕から自分の形を見失っていた中でファームで見直した。それが再昇格後の結果になっている。自分にとってはなくてはならなかった」と力説。1軍復帰後、今季5度目の猛打賞にも「一日一善」を心がけ「毎日何か1つでもチームのプラスになれば」と24歳は謙虚だった。【平山連】

○…DeNA-ヤクルトの6回終了時に緊急地震速報が流れ、試合が一時中断した。関東地方で最大震度5弱の強い地震が発生し、スタジアム内も大きな揺れに襲われた。「ただいま試合が一時中断しています」とアナウンスが流れ、電光掲示板にも地震を告げる案内を表示。安全が確認され、試合を再開した。三浦監督は「ベンチの中も結構揺れて心配しましたが、中断があった中でもしっかり集中していけた」と話した。

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