米総合格闘技のUFC on ESPN1大会は17日(日本時間18日)、米アリゾナ州フェニックス・トーキング・スティック・リゾート・アリーナで開催される。

メインイベントのヘビー級5分5回では、同級3位フランシス・ガヌー(32=カメルーン)と元同級王者ケイン・ヴェラスケス(36=米国)が激突する。16日(同17日)には同地で前日計量に臨み、ガヌーは258ポンド(約117・03キロ)、ヴェラスケスは248ポンド(約112・49キロ)でクリアした。

過去2度、ヘビー級王座を戴冠したヴェラスケスは王座在位日数は歴代1位の1281日間を誇る。16年7月のUFC200大会でトラヴィス・ブラウンを打ち破って以降、右ひざ負傷など故障の連続で長期欠場を余儀なくされた。今回が2年半ぶり、満を持してのオクタゴン復帰となる。地元アリゾナ州でのカムバック戦となり「オフの間にも常に練習して進化し続けている。いろいろなケガが回復するのに半年かかったが、それ以降は体調万全だ」と自信を胸に復帰戦に臨む。

またRIZINにも参戦していた“400戦無敗”ヒクソン・グレイシーの次男クロン・グレイシー(30=ブラジル)が待望のUFCデビューを飾る。アレックス・カサレス(30=米国)とフェザー級5分3回で対戦。前日計量ではカサレスとともに146ポンド(約66・22キロ)でパスした。総合格闘技の戦績4勝無敗、いずれも一本勝ちで白星を飾ってきた。19歳でブラジリアン柔術黒帯を取得し、さらにニックとネイトのディアス兄弟とのトレーニングを積んだ打撃を武器にUFCデビューに臨む。