元クルーザー級王者戸沢陽が17年8月以来の王座返り咲きを逃した。現王者トニー・ニース、王者と対立するドリュー・グラックとの3WAY形式王座戦。2度目の王座獲得を狙った戸沢は序盤からニースにトペ・スイシーダ、グラックにもエプロンからのトペ・コンヒーロをさく裂させ、会場をわかせた。

さらにグラックがニースを関節技で捕獲した際、コーナートップからダイビング・セントーンで攻め込んだ。グラックを持ち上げ、そのまま落とし低空キックも成功。グラックをフォールするニースにシャイニングウィザードまで決めた。しかし、戸沢がグラックに放ったドロップキックがニースにクリーンヒットした後、グラックに捕まってネックブリーカードロップを浴びて万事休す。3カウントを許してしまった。

自らフォールされ、グラックにクルーザー級王座を奪われた戸沢は「また取れなかった。くそー、悔しい。まだ、あきらめられないんだけど、今はまだ頭の整理がついてないので、ちょっとゆっくり考えさせてください。また必ず上を目指して行きますので、応援よろしくお願いします」とコメントしていた。