ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が、WBA世界同級スーパー王者キース・サーマン(30=米国)を2-1の判定で破り王座統一を果たした。この王座統一戦のファイトマネーは、パッキャオが1000万ドル(約11億円)、サーマンが250万ドル(約2億7500万円)を獲得する。
パッキャオ | ○ | 判定 2-1 | ● | サーマン |
パッキャオの話
楽しみました。相手も良いファイターで強かった。ベストを尽くした結果。(08年から上院議員だが)仕事は山積み。試合は来年くらいかな。
【12回】互いに手数放つが、有効打が決まらない。1分半すぎ、パッキャオの左が決まる。40歳もスタミナは十分。残り20秒でサーマンも右を顔面に決めた。1回以降は五分五分の展開だったが、やはりパッキャオが1回にダウンを奪ったポイントがきき、判定勝ち。判定は2-1。うちわけは115-112が2人、113-114が1人だった。
【11回】パッキャオのボディー攻撃にサーマンは苦しむ。1分半すぎ、サーマンが右ストレートをパッキャオの顔面に決めた。その後は一進一退の展開。
【10回】開始からサーマンが連打。1分半すぎの打ち合いで、パッキャオが強烈なボディーアッパーを決める。サーマンに大きなダメージ。腰が引けて逃げ回るサーマン。それでもサーマンは残り30秒から右ストレートなどで反撃した。
【9回】1分すぎにサーマンの右カウンターが決まる。中盤からサーマンの手数が減り、足を使い出す。残り30秒で打ち合いに。
【8回】サーマンが左ジャブから自分の距離をとりながら攻撃。パッキャオは懸命につめなが連打を放つ。互いにパンチを決めるが、単発。終了間際にサーマンの右が決まる。
【7回】開始からサーマンがラッシュ。1分すぎには右のカウンターを決める。パッキャオの的中率が落ちる。一方でサーマンの右ストレートが決まり始める。残り1分では右ジャブから左を入れた。
【6回】サーマンが果敢に接近戦を挑む。1分半にはノーモーションの右を決めた。パッキャオは残り1分から反撃。連打放つが、この回はサーマンの方が有効打が多かった。
【5回】サーマンが距離をつめる。右ストレートをパッキャオの顔面に決めた。パッキャオはガードの間を狙って連打放つ。サーマンは鼻血を流し始めた。
【4回】開始からサーマンが圧力をかける。パッキャオも負けじと右ボディーで対抗。互いにボディーの打ち合い。残り1分半、パッキャオが持ち前の連打をみせる。動きながら上下左右と様々な角度からパンチを繰り出す。ガードのすきまから左フックを決める場面も。
【3回】1分半すぎにパッキャオが右ストレートでサーマンをよろめかした。サーマンはボディー攻撃に活路をみいだした。
【2回】開始から打ち合い。1分すぎからサーマンを距離を取り始めた。終了間際、パッキャオがラッシュした。
【1回】40歳のパッキャオが29戦無敗のスーパー王者サーマンと対戦。サーマンは開始から積極的に前に出てくる。1分すぎには右ストレートを顔面に決める。パッキャオもフェイントを駆使しながらパンチを放つ。残り30秒でコーナーに詰められたが、その直後、パッキャオは左ボディーから右ストレートでダウンを奪った。