大みそかに行われる総合格闘技RIZIN26(31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が2日、都内で行われ、榊原CEO(57)が、出場のオファーを出している新庄剛志氏(48)について「プロ野球の球団が獲得して、野球選手に返り咲いたら出てくる(可能性がある)と思う」と話した。新庄氏は現在、14年ぶりの球界復帰を目指し、7日のトライアウトに向け、トレーニング中。SNS上では否定するコメントもつづっていたが、同CEOは「野球界に戻れずに、RIZINだけ出場するのは彼の美学とは違うのだと思う」と話した。今後については「トライアウトが終わったら、8日か9日にでも打ち合わせしたい」と明かした。

5年間の集大成と位置付ける今大会。メインの朝倉海-堀口戦を含め「歴史を積み重ねてきた。最高の試合がお届けできる」と組み合わせに自信を持つ。その上で「サプライズで目を引くのも大事。手応えを感じているが、新庄さんの方がネットでもトップに掲載されているのも現実」とネームバリューのある新庄氏の参戦も期待した。

また今季限りで引退した元プロ野球阪神の藤川球児氏(40)に関しては「(出場は)ちょっと難しそう」と断念。榊原氏は先月21日に行われたRIZIN25大会で、新庄氏について「口説きます」とコメントしており、ゲストとしてリングに登場した藤川氏にも「口説きたい」とオファーを出していた。