一人横綱の稀勢の里(32=田子ノ浦)が、昨年春場所の昇進後、横綱では初の初日から2連敗を喫した。

東前頭筆頭の妙義龍に差し手争いでもろ差しを許すと、上体を起こされ、最後は寄り倒しで土俵下まで転げ落ちた。大関時代の15年春場所以来、3年8カ月ぶりの初日から2連敗で金星配給。9場所ぶりに皆勤して10勝5敗だった9月の秋場所は、1度も連敗がなかった。支度部屋では報道陣の質問に無言を貫いた。3日目は西前頭筆頭の北勝富士を迎える。