道産子関取3力士、相撲王国北海道復活へ切磋琢磨

道産子関取3力士が「相撲王国北海道」の復活を誓った。大相撲の夏巡業は18日、札幌市内で行われ、前頭の矢後(25)と十両の旭大星(29)一山本(25)が参加。3人そろって報道陣の取材に応じた。16日の函館から始まった地元での巡業に、矢後は「どこに行ってもたくさんの方に応援してもらった。気が引き締まる」とパワーをもらった様子だった。

切磋琢磨(せっさたくま)が将来につながる。北海道は大鵬、北の湖、千代の富士ら都道府県最多の8横綱を輩出したが、優勝は91年春場所の北勝海から遠ざかり、十両以上の関取が不在の時期もあった。14年に旭大星が新十両になると矢後、一山本が続いた。矢後が「(旭大星が)1人で引っ張ってくれた」と言えば、旭大星は「土俵に上がったら負けたくない気持ちはある」と対抗心を燃やす。

札幌市出身の呼び出し最高位「立呼び出し」の拓郎(63=春日野)は約45年間、裏方として角界を支えてきた。同郷力士へは思いは特別で「北の湖、千代の富士が2年続けて亡くなった時は言葉が出なかった」。21年1月に定年を迎えるが「何とか頑張ってもらって道産子を結びの一番で呼び上げたいね」と力が入る。

秋場所は3人そろっての勝ち越しを目指す。十両2場所目となる一山本は「追い越すように頑張っていきたい」。バチバチと火花を散らして上を目指す。【西塚祐司】

その他の写真

  • 稽古で汗を流す矢後(左)(撮影・西塚祐司)
  • 貴源治を押し出す旭大星(右)(撮影・西塚祐司)
  • 稽古で汗を流す一山本(左)(撮影・西塚祐司)