大相撲の夏巡業は25日、東京・千代田区のKITTEで行われ、22日間にわたる全日程を終えた。26日には秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表され、各力士は本格的な稽古に突入する。

巡業での朝稽古は19日の北海道釧路市での巡業で打ち上げとなっており、横綱鶴竜(34=井筒)は「釧路での巡業が終わってから、家族とゆっくり過ごしていた」と明かした。この日で一区切りとあって「明日(26日)からもう1度、土俵に集中していきたい」と、気を引き締め直していた。

24日は、バスケットボール男子の日本代表強化試合ドイツ戦で、試合前に“始球式”を務めた。しなやかなフォームから、3ポイントシュートを放ち、1本目こそリングにはじかれたが、2本目で沈めて大歓声を受けた。その余韻が残っているのか、取組前、観衆の前に出る前の舞台裏では、シュートフォームを確認する動きを繰り返していた。その点を取組後、報道陣から突っ込まれると照れ笑いを浮かべながらも「本当に勝ってよかったですよ。前半は負けていましたからね。相手チームにも、よく知っているNBA選手が何人もいましたし」と、日本代表の逆転勝ちに、あらためて刺激を受けた様子だった。