関脇御嶽海(26=出羽海)が“お得意様”の玉鷲を下し、2敗を守った。

立ち合いから強烈な突き押しを受ける形になったが、右に回りながらはたき込んだ。反則の「まげつかみ」が疑われ、もの言いがついたが、最終的に軍配通り。「めっちゃビックリした~。まじか、と思った」とほほえんだ。

対戦成績は11連勝で19勝2敗になった。絶対的合口である分、逆に「15日間で1番、誰よりも緊張する」と言い「この勝ち星は大きいと思います」と喜ぶ。

1敗だった隠岐の海、明生が敗れ、V戦線のトップに並んだことには、相変わらず無関心を決め込んで「どうすかね? 僕はあと2勝で目標達成だから」と10勝最優先を強調。マイペースで星を伸ばしている。