石浦は約26年ぶりの珍手「三所攻め」で錦木に勝利した。土俵際の攻防で左から外掛け、右で渡し込み頭で押す。最初の決まり手発表は外掛けものちに訂正。93年秋場所の舞の海が巴富士に決めて以来となる。

「外掛けでもなるんですね。舞の海関のは内掛けのイメージが強かったから。本当は押し切りたかったけど、押す気持ちがあったから最後、決まったんだと思う」。幕内で同部屋の炎鵬に次ぐ軽量の110キロが土俵を盛り上げた。