大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりに挑む関脇朝乃山(25=高砂)が25日、大阪市内の宿舎で、本格的な稽古を再開した。

十両の朝玉勢や若い衆らと申し合い稽古を行い、9番取って8勝1敗。相撲を取る稽古は1月の初場所終了後から約1カ月ぶりだったというが、厳しい立ち合いや力強い右四つを見せた。一方で、立ち合いからのしつこい突き放しや左差しなども試し「そういうのもできないといけない。右四つだけではダメ。先場所はもったいない相撲が何番かあった」と反省をいかす。26日から出稽古を行う予定で「しっかりと調整していきたい」と意気込んだ。