大相撲の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が、かど番脱出を目指す夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)に向けて平常心を強調した。

2日、都内の部屋で行われた稽古に参加。四股やテッポウの基礎運動で体を動かした。春場所では大関として初めて15日間皆勤での負け越しを経験。無観客の影響について「やりにくさはなかった。ただ調子が悪かっただけ」と言い訳はしなかった。新型コロナウイルス感染予防により緊張感のある中での調整が続くが「精いっぱいやるだけ。一生懸命やっていい相撲を見せられれば」と話した。