ロンドンブーツ1号2号の田村淳に、日刊スポーツの記者が取材する連載「ロンブー淳の崖っぷちタイトロープ」。今回は、最近の芸能界の話題について聞いてみました。


田村淳
田村淳

 先月2日の、清原和博容疑者の逮捕から始まった覚せい剤の騒動…。ネット上では、次の薬物疑惑について“司会者A”が関わっているということで、話題になっていますよね。


 ボクもいろんな友達から「大丈夫か?」とか、すごく言われています。まあ、ネット上で“被疑者”になることは、よくあることなので、慣れっこですが(笑い)。すごいですよね。友達が心配してメール送ってくるくらい出回っているんだから。ほかにも何人かの芸能人の名前が挙がっていますが、薬物疑惑のうわさは、無責任にしては本当にいけないと思います。


 はっきり言っておきます。


 「やっていません!」。ツイッターでもはっきりと発信させてもらいました。


 でも、万が一の時は日刊スポーツは、おいしいよね(笑い)。この連載の2回目に水パイプを吸っている写真もあるし、「そう言えば、淳、あのころから様子がおかしかった」とか書けますもんね(笑い)。


 いろいろなことが話題になっているけれど、狩野英孝が5股、6股で再び大ブレークというか、世間を賑わせましたよね。渦中の加藤紗里さんも、大ブレーク。でも、5股、6股で大ブレークってすごいなぁと。塩谷瞬なんて、「パッチギ!」みたいにすてきな映画で主演しているのに、2股だけで芸能界から抹殺に近いくらい非難されたのに。狩野の事は昔から幼稚園児だと思って接してるんですけど…、なんなんだろう、狩野は?許されるキャラですかね…怒っても仕方ないキャラなんですかね…不思議な人です(笑い)。


狩野英孝
狩野英孝

 「ラーメン、ツケメン、僕イケメン!」以来の大ブレークですから、本人も大喜びしてるんですか?って、よく、ボクも聞かれるんです。でも本人は全然喜んでないですよ。そこは表裏がないんです。だから、彼は愛されるんでしょうね。


 英孝ちゃんは、ああ見えてモテるんですよ、やっぱり。


 よく「実際に会ってみたら、意外とイケメン」とか言われているけど、そうじゃないんです。昨今、夢を大きく語れる男がいない中で、英孝ちゃんのようにドン!と大きく語れる人って、周りにいないタイプの人間だから、女子は興味を引かれるんじゃないですかねぇ。


 ボクは英孝に口説かれたことないから、詳しくはわかんないんだけど(笑い)。多分、相当大きなこと、ハリウッドを目指しているみたいなことを言ってると思うんです。「君もいつかはロスに連れて行ってやるよ!」とか。臆測ですけどね(笑い)。夢を語れるのが大きいでしょうね、英孝ちゃんは。


 そして、そのお相手として登場したのが加藤紗里ちゃんですよね。「ロンドンハーツ」に出てもらったんですけど、初めて見るタイプだったから、大変でした…(汗)。


 ボクは大体、番組で人と絡むときに、分類分けをしていくんです。でも彼女を振り分けられるフォルダがなかった(笑い)。ヤバイ、このタイプは初めてだな、って思いました。“珍獣”は、今までたくさん見てきてるんですけどね…。どう質問してあげても、返ってくる答えが正直、ボクにはチンプンカンプンだったんです。ヤバイな、と。ボクに加藤さんの魅力を引き出し方が全くわからなかったです。もっとどんな人が来ても平然と絡めるように精進しなきゃと思いました。


加藤紗里
加藤紗里

 まだボクのMCでは、彼女をうまく生かしきれなかった。本当は加藤紗里さん、もっと面白い人だと思うんですけどね。でも、あの短時間では引き出してあげられなかったなと後悔しています。


 もう1回、扱わなくてはとも思っているんですけど、ただ再度共演してみた時に、ちゃんと“ダシ”が出るタイプなのかも、正直分からないんですよね…。この先、彼女はどうなるのかな?脱ぐのかな…?もしかしたらハリウッド進出かもしれませんね。狩野が描いていた夢を彼女が実現するとか…(笑い)。


 でも、メディアには出続けそうな気がします。彼女には、一発屋とは違うものを感じます。本人は、それほどメディアに出たいと思ってないって言うんですけど、行動を見ていたら、ウソだぁと思っちゃうんで(笑い)。


 彼女との“再戦”に備えて、ボクも引き出しを増やすために、勉強しなきゃと思っています。


 ※連載「ロンブー淳の崖っぷちタイトロープ」は、日刊スポーツの各分野の記者がさまざまなテーマで取材し、率直に話して貰う企画です。今回は「最近の芸能界の話題」について、芸能担当の小谷野俊哉が取材しました。(ニッカンスポーツ・コム連載「ロンブー淳の崖っぷちタイトロープ」)