吉永小百合(70)主演映画「母と暮せば」(山田洋次監督)大ヒット御礼舞台あいさつが21日、東京・新宿ピカデリーで行われ、ラグビーW杯日本代表FB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)から大ヒットを祝福するビデオメッセージが届いた。早大出身の吉永にとって、同大ラグビー部出身の五郎丸は後輩にあたる。吉永はラグビーの大ファンで、早大ラグビー部に牛1頭など毎年、差し入れを続けている。五郎丸は、吉永に熱いメッセージを送った。

 「山田監督、二宮さん、初めまして。そして吉永小百合さん、ごぶさたしております。ラグビー日本代表・五郎丸歩です。『母と暮せば』大ヒット、おめでとうございます。吉永さん、僕が早稲田大学ラグビー部に所属している頃から…そして今もなお、牛1頭という大きなものを差し入れいただき、ありがとうございます。“ラグビーの母”として、吉永さんと接する機会があったことを、うれしく思っています。実は、おばあちゃんのふるさとも長崎の諫早でして、この作品を見ておばあちゃんに会いたくなりましたし、今回『母と暮せば』で、温かい母と息子のやりとりを見て、吉永さんは日本の母なんだな…といった感じがしました。この感動の映画が、さらに多くの方に見ていただけるように、さらに大ヒットになるように心よりお祈りしてます。吉永さん、これからも変わらず“母”としてラグビーの応援、よろしくお願いします」

 吉永はメッセージを聞き「大学の頃から知っているんですけれども、こんなに人気者になっても、チャラチャラしないで…本当にうれしいですし、お忙しい中でコメントをいただけてうれしい。(日本の母と言われて)お恥ずかしくて」と照れ笑いを浮かべた。それを聞いた二宮は「私の母です!!」と、負けじとアピールしていた。

 「母と暮せば」は、この日までに60万人を動員し、興行収入は7億円を記録し、同30億円超えを見据える好調な成績を維持している。この日、行われた2回の舞台あいさつに訪れた合計1000人の観客には、5円玉入りの大入り袋が配られた。