7日死去した永六輔さんの次女でフリーアナウンサーの永麻理(54)は11日、東京都内で報道陣の取材に応じ「粋でかっこいい父で、見事に生ききった。幸せな最期を過ごせた」と目を潤ませながら語った。

 永さんは、パーキンソン病などのため自宅療養中だった。死去前日の6日には元気な様子で、アイスキャンデーを食べながら「おいしいね」などと話したという。最期は家族にみとられながら眠るように亡くなったといい、麻理さんは「頑張ったねと言ってあげたい」とねぎらった。

 永さんはここ数年、車いすでの移動が多く「自分の足で歩けず、もどかしかったと思う。やっとその体を抜けられて、今は飛び回っているだろう」と思いをはせた。