窪田正孝(28)が20日、都内で行われた主演映画「東京喰種(トーキョーグール)」(萩原健太郎監督、29日公開)公開直前イベントで、苦手なブラックコーヒーをファンの前で自ら入れた。

 窪田は劇中で、人を食う怪人・喰種の女利世(蒼井)に襲われて半喰種になった金木を演じた。喰種は人間が食べる食物は受け付けないが、人肉とコーヒーは飲食できるという設定で、窪田は喰種が集まる喫茶店で働くシーンを演じるために、コーヒーを入れる練習を繰り返したという。

 この日、司会のお笑いコンビ・コーヒールンバの平岡佐智男が、タリーズコーヒーで店長だった腕前を発揮し、イベントのために完成させた「東京喰種ブレンド」が壇上に用意された。窪田は「東京喰種ブレンド」がドリッパーにセットされると、ポットを手にした。ファンから「飲めないよ!!」などと声が上がる中「(お湯を入れる時、ポットで)のの字を書きますよね」と言いつつ、ドリッパーにお湯を注いだ。

 窪田は、完成したコーヒーを、一緒に登壇した桜田ひより(14)、白石隼也(26)、柳俊太郎(26)にプレゼント。3人から「香ばしい」などと絶賛された。1杯残っていたが、自分では飲まず、ファンから1人、選んでプレゼントした。窪田は飲んだファンから「香ばしい」と褒められると、コーヒールンバが日本テレビ系「PON!」などで披露するネタ「お目が高い!!」を、平岡と声をそろえて披露した。

 「東京喰種」は、全世界の累計発行部数3000万部超の同名漫画の映画化作品。人を食う怪人・喰種の脅威にさらされる東京を舞台に、半喰種になった金木が喰種の存在に疑問と葛藤を抱き、あるべき世界の姿を模索する物語。映画は完成前から世界23カ国での公開が決まっており、3日に米ロサンゼルスでワールドプレミア、7日にドイツのベルリンで欧州プレミアを開催。この日のイベントには台湾からも女性ファンが駆けつけた。【村上幸将】