Hey!Say!JUMPのNHK紅白歌合戦初出場が内定したことが14日、日刊スポーツの取材で分かった。この日はデビュー10周年の記念日。平均年齢25・3歳の若さながら、確かなキャリアを積み、ドームクラスの会場も埋める人気を獲得。ジャニーズの次世代を担うグループに成長した。

 この日は、東京体育館で10周年記念イベントも開催した。同所はデビュー時にスペシャルサポーターを務めた「ワールドカップバレーボール 2007」の開催地。冒頭、9人でデビュー曲「Ultra Music Power」を披露した。山田涼介(24)は「今日で10周年を迎えました。しかもここは、思い出深い場所です。10周年をこういう形で皆さんと迎えられたことをうれしく思っています」と感謝した。集まった1万人から大歓声を浴びた。

 07年のデビュー以降、10代、20代のファンを中心に人気を伸ばしてきた。近年は「ヒルナンデス!」に有岡大貴(26)八乙女光(26)、「めざましテレビ」に伊野尾慧(27)と、情報番組にメンバーがレギュラー出演。山田が主演する「鋼の錬金術師」(12月1日公開)など映画やドラマへの出演も増え、ファン層も拡大した。人気や知名度などを総合的に評価され、初出場に至った。

 山田と知念侑李(23)は、ユニットNYCとして09年から4年連続で紅白のステージを踏んでいるが、Hey!Say!JUMPとしては初の大舞台だ。12月8日からは初の3大ドームツアーを開催。12月29、30日、1月1日に控える東京ドーム公演の合間を縫って、紅白のリハーサルや本番に登場する予定。充実の10周年を迎え、満を持して大みそかに飛び立つ。