自殺者が相次いでいる韓国芸能界事情について、韓国出身のコメディアンで韓国芸能界情報通のヒョンギが語った。

 ヒョンギは20日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。18日に急死した韓国の5人組男性アイドルグループ「SHINee(シャイニー)」のメンバー、ジョンヒョンさん(27)とは今年5月に仕事で一緒になり、打ち合わせの際にも全く変わった様子がなかったという。自殺と見られることに「メンバーの中でも男らしくてしっかりしている方。理解ができない」とため息をついた。

 韓国の芸能界では近年、自殺者が相次いでおり、昨年は俳優のキム・ソンミンさん(享年43)、15年には歌手のキム・ヒョンジさん(享年30)、そして10年には「冬のソナタ」などで知られる俳優パク・ヨンハさん(享年32)が自ら命を絶ったことも記憶に新しい。

 ヒョンギは、韓国芸能界で自殺者が相次ぐ背景には、ネット社会でのバッシングがあると指摘。バッシングは芸能人本人だけでなくその家族におよぶこともあるほど苛烈を極めるという。加えてヒョンギは「人によりますけど、韓国の人って他人からどういうふうに言われてるのか、思われているかを気にする。完璧主義的なところもある」と、ネット上の批判を気にしやすい国民性についても語った。

 またヒョンギは、韓国芸能界での厳しい競争を勝ち抜くための育成システムについても言及。「韓国の市場って、人口も少ないし、芸能界はそんなに利益が出ない状況。だから世界が求めてるアイドルを完全に作らなきゃいけない」と“即戦力”となる人材育成に躍起で、育成に掛かる費用はレッスン代や生活費のほかにも外国語修得のための学習費など、1人あたりで月50万円ほど掛かっているという。そうした費用を回収してさらに利益を出すことがアイドルたちに求められるが、アイドルだけで年間約30組がデビューしているという激しい競争下に置かれていると説明した。