今年9月に2度目の引退をしたテニス界のレジェンド伊達公子さん(47)が、自身の「メディア嫌い」について語った。

 伊達さんは22日放送のNHK「あさイチ」に出演。引退会見時に自身が報道陣を撮した写真を披露し、ずっと撮られっぱなしなんで、反対にみなさんを撮ろうかなって」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 自身でも「私、メディア嫌いで有名でしたから」と笑う伊達さん。当時を振り返り、「自分も若かったし、ハンドリングする力も自分の中になかったので、メディアと距離感を保ったりとか、うまく対応する術がなかった。ブログとかもない時代なので、自分の言葉で発することがないので、今だったら『言いたかったのはこういうことなんです』ってできるんですけど、その当時はちょっとでもしゃべったことが勝手にいろいろ……」と、メディア嫌いになった原因を語った。

 マスコミに対して口を閉ざすようになったが、「そうするとさらに『強い伊達公子』というイメージができあがっていく中で、どんどんメディアとの距離ができたというのはあったかもしれない」と悪循環が生じたという。しかし現在は「今は、どうなっても自分の言葉でできる場があると思うと、あんまり抵抗はなくなった」と語った。