タレントのクリス松村が、海外の渡航先から帰国中にスリ集団から標的にされたという、その一部始終を明かした。

 昨年末から英ロンドンを訪れていたクリス。5日のブログでは帰路に就いたことを報告していたが、搭乗する便の発着が遅れて待たされている間に、スリ集団の標的にされてしまったことを明かした。

 スリ集団の1人から「背中になんかついてるよ」と声を掛けられ、クリスは上着を脱いで確認しようとしたが、同行していた友人から「脱がないで!」と注意を受けたことで察知し、慌てて逃げ出したという。「あきらめない男ども。バッグをラグビーボールのように抱えてダッシュしました。男どもの手をはねのけダッシュ。赤信号、車・・・この際、気にしていられません!とにかく逃げなければ。走ってホテル逃げ込んで『スリ!スリ!』と初めてあったフロントの方に伝えた瞬間、スリ集団は消えました」と、その顛末(てんまつ)をつづった。

 クリスの上着に何らかの液体がかけている写真も公開。「よくわからない液体…。もし、このコートを路上で脱いで確かめるなんて行為をしていたら、バッグは盗まれていたでしょう」と振り返った。盗難被害は免れたが、衆人環視の中で液体をかけられるという状況に、昨年2月にマレーシア・クアラルンプール国際空港で起きた金正男氏暗殺事件を思い出して戦慄(せんりつ)したといい、「あんなにまわりに人がいたのに…恐ろしい…」とつづった。