NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のスタジオセットなどが再現された「西郷どん 大河ドラマ館」が鹿児島市加治屋町に完成し、11日に地元住民と報道陣向けの内覧会が行われた。主人公西郷隆盛と盟友大久保利通が相撲を取った土俵などが再現され、出演者らのパネルと記念撮影ができる。13日に正式オープンする。

 大河ドラマ館は、平屋で延床面積約1300平方メートル。鹿児島県や鹿児島市などでつくる推進協議会が設置した。内覧会には住民約250人が参加し、撮影で使われた衣装などを見学した。

 会社役員村田恵美子さん(64)は「実寸大のセットを見て、撮影の雰囲気を味わえた。次の放送が楽しみになった」と話した。

 市の明治維新150年・西郷どん推進室の上堀内強室長は「来場者の目標は50万人。鹿児島の歴史を知って、西郷ゆかりの地を訪れてほしい」とアピールした。

 開館は来年1月14日まで。当日券は大人600円、小・中学生300円。小学生未満は無料。