女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の5日放送の第128話が20・7%(とも関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、隼也(成田凌)を勘当してから数年が経ち、風太(浜田岳)の元には年に数回、隼也から名無しの手紙が届き、てん(葵わかな)に読み聞かせていた。その頃、中国での戦火は拡大し、北村笑店や伊能(高橋一生)の会社は陸軍から協力を求められ、伊能は自由な映画作りが難しくなるのではと危惧する。一方、北村笑店には楓(岡本玲)が以前勤めていた新聞社から、慰問団を派遣しないかとの話が持ちかけられ、てんやトキ(徳永えり)は反対するが、風太は会社の為と賛成する、という内容だった。