俳優高橋克典(53)が10日、都内で、青学大の箱根駅伝4連覇祝勝会に、大学OBとして出席し、レギュラー選手16人やコーチらに記念の腕時計をプレゼントした。

 高橋は「私は中退ですが、青学出身のみんなのプライドが、ぐぐっと上がり、受験者数もぐぐっと上がる。誰が一番、頑張ったかというと学生。一番、評価しないといけない。OBとして何か応援できないかと考え、記念の時計を作りました」とあいさつした。時計には青学大のマークとV4の文字が入っている。「タイマーもついていてぜひ練習に役立ててほしい」と語った。また、「V4も素晴らしいが、ぜひV5を狙ってほしい」と激励した。

 祝勝会後に取材に応じた高橋は「(昔は)青学の男はミーハー、チャライと言われた時期もあったが、正月に『青学』とテレビで連呼され、しかも強い。選手は走りきった後で明るくインタビューを受けていた。それまでのスポ根の暗い悲愴(ひそう)感も払拭(ふっしょく)し、青学らしさをアピールしてくれた。OBは出身校にプライドを持てたと思う。大きな声で青学出身と言えるようになったと思う。僕も彼らの頑張りに触発され、この大学を少しでも応援し、楽しくしていきたい」と語った。

 時計を部員全員にプレゼントしなかったのは、ビートたけしの影響。高橋が、たけし軍団と7、8年前に食事をした際、軍団の主要メンバーだけがハモを食べ、他のメンバーは食べなかったという。たけしは「頑張ってから食べればいい」と話していたという。高橋はこの“たけしメソッド”を参考にしたし、「今回レギュラーに入れなかった人は、レギュラーに入ることを目指してほしい」。さらに「V5、V6を目指してほしい」と続けた。