「第4回上方落語若手噺家グランプリ」決勝戦の抽せんが14日、大阪市の上方落語協会会館で行われた。会場には決勝に進出した若手落語家の他、若手育成を担当する桂米二(60)や桂米団治(59)も出席し、場を盛り上げた。

 このグランプリは、入門4年目~18年未満の若手噺家(はなしか)を支援するプログラムとして、若手40人を対象に、2015年から開催している。4月に行われた4回の各予選上位2人と、次点枠から1人、合計9人が決勝に進み、優勝の座を争う。

 決勝の出演順を決める抽せんでは、桂米朝一門の女性落語家桂二葉(31)が1番を引き当ててしまい「嫌や…。嫌です」と苦笑いした。意気込みを聞かれた際も「1番やから、アカンと思う」と発言し、二葉の放心状態に会場からは笑いが起こっていた。

 年々注目度が高くなっているこのグランプリ。今年は世界のナベアツこと桂三度(48)も決勝に進出しており、さまざまな顔ぶれとなっている。決勝戦は6月19日、大阪・天満天神繁昌亭で開催される。