毎年恒例の上方落語ファン感謝祭「第28回 彦八まつり」(9月1、2日、大阪・生国魂神社)の会見が23日、大阪市内で行われ、実行委員長の桂春蝶(43)らが出席した。

 落語家を父に持つ2世落語家の春蝶は今年のテーマについて「2世というのは世間から甘い、ゆるいと、SNS上でたたかれることも多い。今回は民意に従って“甘い”彦八まつりにしたい」と話した。

 初日オープニングは春蝶の弟子の桂紋四郎(30)が披露宴をする。異例のお披露目会に春蝶は「甘い2人の披露宴を見ていただければ」とニヤリ。SNSなどでは“炎上”が多い春蝶だが、会見に出席した桂小春団治から今回のテーマについて「春蝶君なら“炎上”でエエんとちゃうか」との提言もあった。境内でのキャンプファイアをする案もあったが、危険と判断し見送った。春蝶は「火力は弱めにいきたいと思います」と“炎上回避”を心かげる。

 「ボンボンVSコセガレ大集合」と題した初日の「奉納落語会」には春蝶と故桂米朝さんの長男の桂米団治、2代目林家木久蔵が参加し、2世落語家の本音トークを繰り広げる。例年通り落語家による屋台も約37店出店する。