韓国の男性7人組ヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)の新曲を作詞家秋元康氏(60)が手がけることが12日、分かった。11月7日発売のトリプルA面シングル「Bird/FAKE LOVE/Airplane pt.2」の表題曲「Bird」を作詞する。

アジアを代表する韓国の若きアーティストとAKB48グループ総合プロデューサーとしても知られる秋元氏を結び付けたのは、BTS所属事務所のパン・シヒョク代表だ。もともと秋元氏と交流があったが、日本9枚目のシングルを発売するにあたり「秋元氏の世界観が好きだから依頼をした」という。

今年に入ってからBTSは世界の音楽市場を破竹の勢いで席巻。5月発売「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」と、8月発売「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」が米国のアルバムチャート「ビルボード200」で連続1位を獲得。2作品とも65の国・地域のiTunesチャートでも1位になっている。

日本でも、4月発売のアルバム「FACE YOURSELF」がオリコン週間ランキングで初登場1位。現在32万枚以上を突破し、24億7000万円の売り上げはオリコンの上半期ランキング6位。「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」の輸入盤も今月17日付のオリコンランキングで1位となった。

BTSは8月にスタートした世界ツアーの真っ最中。12都市で24公演を行った後、初の日本ツアーが待っている。11月13日の東京ドーム公演を皮切りに計4都市9公演で38万人を動員する。

米タイム誌が選ぶ「ネット上で最も影響力のある人物25人」にトランプ大統領らと並んで選ばれた7人組と、ヒット曲「川の流れのように」など3000曲以上を手がけたヒットメーカーの初コラボ。ファン以外からも大きな注目を集めそうだ。