水谷豊(66)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season17」(水曜午後9時)の5日8回の平均視聴率が12・0%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1回の視聴率は17・1%で、10月期に放送されるドラマの初回としてはトップを記録している。これまでの最高は第2話の17・9%。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が“相棒”と事件解決に挑む人気シリーズ。4代目相棒、冠城亘を演じる反町隆史とのコンビは4年目に突入。今シーズンから特命係に浅利陽介演じる青木年男が加わった。

第8話のゲストは佐津川愛美、富樫真、オクイシュージ、岡田正、並樹史朗。認知科学研究の第一人者、宇佐美真一教授が死去する。死因は心筋梗塞だが、学生の間では「呪い殺された」とのうわさがささやかれる。

興味を持った右京と亘が捜査を始めると、死の前日、助教授の川村里美(佐津川)が宇佐美に対し「死ね」とつぶやいたのを学生たちが目撃したのが事の発端だった。同時に、「人を呪い殺すことができる」と公言する霊能者、政道神大と里美が話す姿も目撃されていた。

里美は「論文をけなされて頭に来ていただけ、政道とは構内で会い『悪い霊に取りつかれている』と言われたので、おはらいをしてもらっただけ」と話す。政道を大学に呼んだ准教授の猪瀬啓吾(オクイ)は、政道には相手の心を読む“コールドリーディング”の才能があるだけで、呪い殺す力はないというのだった。