日本テレビの定例社長会見が22日、都内の同局で行われた。

4月スタートの原田知世(51)田中圭(34)ダブル主演の2クール連続ドラマ「あなたの番です」(日曜午後10時30分)の平均視聴率は、第1話8・3%、第2話6・5%(関東地区)と、直近2クールに比べ低迷。この点について福田博之編成局長は、視聴率は「満足できない」としながらも、現状の編成で勝負するとした。

日曜10時半枠は「今日から俺は!」「3年A組-今から皆さんは、人質です」と、話題作が続いた。福田局長はこの点もふまえ「3年A組は最終回かなり行きました(15・4%)ので、そのままのレベルを推移できれば良かったんですけれど、残念ながら、クールで全く違う企画を走らせますので、もう1回、ゼロからのスタートという覚悟で、スタートさせております。現状の視聴率という数字のみで言うと、決して満足できるものではありませんけども」と、数字については物足りないと明言した。

ただ、ドラマの質については、悲観的な見方はしていない。福田局長は「当初から決めておりますことをこれからも続けてやっていく。日曜ドラマの枠のコンセプトは話題性と中毒性、エッジの効いたエンターテインメントですから、その通りのものが出来てきていると思っております。前作とはタイプは違いますけども、今回は『あなたの番です』で勝負することを決めておりますので、ぜひ応援をしていただきたい」と話し、現状の編成で放送を続けることを明言した。

また土曜ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(午後10時)については「新しいタイプの学園ドラマができてきている感触は、はっきりあります。土曜日のコンセプトは痛快王道エンターテインメントなので、これに従って、作品を作っていきたい」。水曜「白衣の戦士!」(午後10時)は「女性の共感を大切にする、ということでラインナップしている。ナースものは久しぶりなので、頑張っていきたい」とした。