お笑いコンビ、日本エレキテル連合の中野聡子(36)が18日、同じ事務所所属のお笑い芸人、松尾アトム前派出所(41)と結婚したことを発表した。事務所の公式ホームページにそれぞれ、直筆のコメントを掲載して報告。「交際0日婚」だという。

中野によると、以前から熱烈なアプローチを松尾から受けていたが「致命的な滑舌の悪さは、どんなに歯の浮く文句を並べていただいても、昆虫の羽音を聴いているようでした」という状況だった。

しかし昨年の大みそかに突然「そうだ結婚、しよう」と思い立ったという。中野は「その日のうちに松尾さんに提案したところ、ふつつかな私をお嫁さんにしたいと言ってくれました」と説明。「本当に急に決めたので、お付き合いなどもしておらず、結婚に至るまでの一般的なプロセスを一切すっ飛ばした何とも奇怪な展開ですが、皆様には温かく見守っていただけたら嬉しく思います」と続けた。

松尾も「僕のことをご存じない方が多いと思います」と自虐をまじえつつ、「この度日本エレキテル連合中野聡子さんに完璧に感電しましたので結婚させていただきます。とても大切にします宣言」と相手のコンビ名にかけてコメントした。

松尾によると、中野と出会ってから6年で、「エレキテル様!」と呼んでいた期間が2年だったという。松尾は「この人かわいいなと思えて『なかパン』と女子アナみたいに呼んでた期間2年。さらに女として見始めて『キモイ!』って言われ続けて2年。交際期間0日」と説明した。

日本エレキテル連合は中野と橋本小雪のコンビ。10年、爆笑問題らが所属する芸能事務事務所「タイタン」に入った。多くのお笑い番組などで披露した「ダメよ~、ダメダメ」というネタでブレークし14年、新語・流行語大賞の年間大賞にもなった。

松尾はコンビをへて近年はピン芸人として活動。地元長野県でりんご農家でも働いており、「兼業農家芸人」と称している。