田中みな実(33)がABEMAで独占配信するドラマ「L 礼香の真実」(27日深夜0時5分配信開始、全7話)に主演することが19日、分かった。テレビ朝日と同社が共同制作する人気ドラマ「M 愛すべき人がいて」(土曜午後11時15分)のスピンオフ作。田中演じる強烈キャラ、姫野礼香の過去が明かされる。

「M」は、歌手浜崎あゆみの誕生とその裏に秘められた出会いと別れを描く物語。田中は三浦翔平(32)演じる音楽プロデューサー・マサの秘書、礼香として登場。謎の眼帯姿とともに、マサに異常な執着をみせる熱演が劇中で存在感を放っている。「L」では礼香がなぜ愛する人を手に入れるため執念を燃やすのか、幼少期から学生時代までの過去がひもとかれる。

本編と並行して撮影に臨んだ田中は「スケジュールがかなりタイトな中、実現するのかな…と不安でしたが、短い時間で無事に撮りきることができました」とホッとした様子。「M」では安斉かれん(20)演じる主人公アユに敵意をむき出しにし、低い声で「許さなーーーーーーい」と迫る“怪演”が注目を浴びたが「本編に匹敵する、あるいは本編を上回る学生時代の礼香の狂気を存分にご堪能ください」とアピールした。

現在の礼香に惑わされるバーテンダー茂樹を、ドラマ初出演のFANTASTICS堀夏喜(22)、高校時代の礼香を中川梨花(22)、礼香が当時思いを寄せた「マサ」こと松本正幸を中尾暢樹(23)が演じる。

◆「L 礼香の真実」 姫野礼香は行きつけのバー店員に自分の初恋を語り始める。おとなしく控えめな小学生だった礼香は、同じクラスの成績優秀な正幸(通称マサ)に恋をする。しかし同じくマサを好きな歩夢(通称アユ)に恋路を邪魔され、失意のどん底に落ちる。嫌がらせを受ける中、礼香はある出来事をきっかけに覚醒。マサを手に入れるためライバルを蹴落としていく。