菅田将暉(27)が26日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督、29日公開)公開直前イベントで、この5年間で変わったことを聞かれ「風呂上がりに、ドライヤーで髪を乾かすようになった」と明かした。

菅田将暉とダブル主演の有村架純(27)は劇中で、21歳で出会い5年間、交際、同居した恋人同士を演じた。同世代の役の5年間を演じただけでなく、映画での共演は16年「何物」以来、5年ぶりということで、司会の笠井信輔アナウンサーから「5年間で変わった部分は?」と質問が出た。

菅田は「自分自身が、ということ? 何が変わったのかな? この5年で…風呂上がりに髪を乾かすようになった。洗いざらしだった…面倒くさいんで」と語った。さらに「家にドライヤーもなかったし、乾かすという行為にあまり意味を感じなかった」と続けた。笠井アナウンサーから「俳優でしたよね?」と聞かれると「必要なかったんで。今は、良いヤツがあります」と笑った。

菅田は、有村が「何者」の撮影当時を「全然しゃべらなくて…しゃべりかけづらいわけではないけれど」と振り返るのを聞き「最低限の会話はするけど当時、ほとんどしゃべったことがない。話しかけにくかったのかな?」と語った。その上で「当時、俺、評判悪かったもん。眠そうで…ピリピリしてたんだと思う」と苦笑い。有村から「忙しかったんだね」とフォローされると、笑った。

笠井アナウンサーから「花束みたいな~をしたい?」と質問されると、菅田はフリップに「打ち上げ」と書いた。その上で「今の、ご時世的に出来ないですし、ないんですよ」とコロナ禍で打ち上げがないと明かした。その上で「作品1こ作ると大体、打ち上げをして笑い合って終わる日々なんですけど、本当に仕事、撮影以外で人と会うことがない。終わった感じもしなければ、次に進んだ感じもしない。すっごい寂しいんですよ、今」と吐露。有村も「分かる」とうなずいた。

菅田は「現場でマスクもしていて、顔も見られていない。どんな人とどんな仕事をしたのか、というのが確認しづらい。ちょっと寂しいっすね」とコロナ禍での俳優業の難しさを語った。