英王室を離脱後初となるヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)の独占インタビューが7日に米CBSテレビで放送され、王室で受けた人種差別や自殺を考えたことなどを暴露して世界中に衝撃を与えているが、インタビューをした米人気司会者オプラ・ウィンフリーが翌朝に同局の番組に出演し、エリザベス女王とフィリップ殿下の関与を否定した。

メーガン妃はインタビューの中で、長男アーチ君(1)を妊娠中に生まれてくる子供の肌の色がどれだけ濃くなるのか懸念していた王室メンバーがいたことを暴露。「王室にとって大きなダメージになる」として実際に誰がそれを口にしたのかは明かさず、ヘンリー王子も会話について公表するつもりはないとしたことで、誰の発言なのかさまざまな臆測が飛び交う中、ウィンフリーは放送されなかった部分で「祖父母はこの話には関係ない」とヘンリー王子に念を押されたと語った。

ウィンフリーによると90分間に編集されたインタビューは実際には3時間20分に及んでいたといい、放送できなかった部分の補足として裏話を披露したが、オフカメラでも2人は誰の発言だったのか名前は明かさなかったと語っている。

インタビュー後半は、なぜ夫妻が離脱を決意したのかに重点を置いて編集したことや予期していなかった女王についてのストーリーは王室にとっては大きなダメージとなることなども明かしている。

翌朝の米各局もこの話題で持ち切りで、「爆弾が落とされた」「核爆弾級の衝撃」などと今回のインタビューで受けた王室のダメージを伝えており、ロサンゼルス・タイムズ紙によると全米で1710万人が番組を視聴する高視聴率を記録したと伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)