フリーアナウンサー大神いずみ(51)が、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)のボディーメークに挑戦し、5カ月間で体重10・1キロ、体脂肪率8・4%、ウエスト19・8センチを、それぞれ減少させ、ダイエットに成功した。一時は体重が60・4キロまで増加し、初期糖尿病と診断され「私にはどうせ無理」と諦めていたが、RIZAPで運動サポート、食事や生活習慣の指導を受けて肉体改造に成功。体重は50・3キロに減り、32・7%あった体脂肪率は24・3%、92・5センチあったウエストも72・7センチと減少。「ライザップのトレーナーさんがずっと寄り添って応援してくれたおかげで、みるみる自分でも変化を感じるようになって自信が持てる身体になりました」と自信と健康を取り戻した。

大神は1992年(平4)にアナウンサーとして日本テレビに入社し、アイドル並みのルックスで、バラエティー番組を中心に出演し、人気を集めた。同局の番組「ウンナン世界征服宣言」内の企画では、内村光良プロデュースで「今でも…今なら…」をリリースし、CDデビューも果たした。99年に退社し、フリーアナウンサーとしてキャスター、司会業のほかアニメ「犬夜叉」などで声優も務めた。

00年には現在プロ野球巨人のコーチを務める元木大介氏(49)と結婚。06年に長男、10年には次男を出産した。その後、家事や子育てに追われる日々が続き、体形や健康を意識する時間がなくなり、肥満体形になってしまったという。17年のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所」に出演した際に糖尿病予備軍と指摘され、自己流でカロリー制限などを行い4キロ減量したものの、18年に同番組に出演した際には、初期の糖尿病で血管年齢は64歳と診断された。

さらに20年に新型コロナウイルスの感染が拡大し、ステイホームが続く中“コロナ太り”したと、同4月にフジテレビ系「ノンストップ!」で告白したことも話題となった。その中、RIZAPを知り「ママだってオシャレがしたい」「スレンダーで健康的な身体を取り戻したい」という思いが強まり、挑戦を決意した。

7日から全国で順次、オンエアされる同社の新CMでは、鏡餅のように丸く膨れたおなかから、美しく引き締まったウエストとスタイリッシュなボディーラインを披露。大神は「やせている時代もあったんです。誰も信じてくれなかったけど…。ママって忙しくて自分のために使える時間がない人が多いですよね。太ってしまっても、不健康でも、どこかでしょうがないことだと諦めていました。着ていた服も入らなくなって“着られる服”を選んでしまっていました。時折、テレビに映る自分を見て絶望していましたね」と、これまでの人生を振り返った。

数々の“運動しない”ダイエットにも挑戦してきたが「私、根性がないんですよ。運動も嫌いで。主人も子供もスポーツマンなのに…」と全て挫折かリバウンドしてきたという。それでも、RIZAPで美しさと健康的な身体を手に入れ、鏡の前でも自信が持てるようになった。「『自分はすごく健康なんだ』『この先の人生を美しく過ごせるんだ』って。私がここまでできたんだから、ぜひたくさんのママにもチャレンジしてほしいです! ママを代表しておすすめします!」と胸を張った。

RIZAPのボディーメークは、これまで幾人もの中年芸能人の肉体を改造してきた。女性では、20年に浅香唯(51)が挑戦し、約4カ月間で体重8・8キロ、体脂肪率9・6%、ウエスト13・3センチをそれぞれ減少させ、ダイエットに成功した実績がある。