沢口靖子が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「科捜研の女」(火曜午後9時)の第7話が6日に放送され、平均世帯視聴率が8・4%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・7%だった。前週は世帯が9・5%、個人が5・3%だった。

京都府警の科学捜査研究所(科捜研)法医研究員の榊マリコ(沢口)を中心に、捜査一課の土門薫刑事(内藤剛志)らが協力しながら難事件を解決していくミステリードラマ。

◆第7話のあらすじ

乗馬ファームの厩舎の前で、馬主の吉川耕造(吉田輝生)が死んでいるのが発見された。マリコが検視したところ、遺体の後頭部と前頭部に外傷が残されていることが判明。また、吉川が所有する馬“ウインター号”が行方不明になっていることもわかる。

ファームのスタッフによると、ウインター号は元競走馬で、現在は乗馬体験や撮影などで活躍していたという。もしや、ウインター号が被害者を蹴って逃走したのだろうか…。

直後、思わぬ場所でウインター号が見つかった。現場から数百メートル離れた映画撮影所に迷い込んでいたのだ。後脚に血液が付着しているのに気づいたマリコらは“ALSライト”を当てようとするが、突如現れた女性に「勝手なまねをしないで!」と制止される。彼女は、動物行動学を専門とする准教授・生駒遥夏(石井杏奈)。撮影所から馬に過剰な負担を強いていないかコンプライアンスチェックを任されている人物で、遥夏はALSライトが馬にとって安全なのか、マリコに問いかけるとともに、馬は凶器や証拠などの“モノ”ではなく、感情を持った“ひとつの命”だと訴える。さらに遥夏は、馬は優れた記憶力を持ち、人間の顔を覚えることができるとも話す。