英国のヘンリー王子(38)の妻メーガン妃(41)が、今年9月に出版される著名シェフの料理本にレシピを提供していることが分かった。

米ピープル誌によると、災害時に温かい食事を提供する慈善団体ワールド・セントラル・キッチン(WCK)の創設者として知られるシェフのホセ・アンドレス氏による初の料理本が出版されることが発表され、その中で妃のレモン・オリーブオイル・ケーキが紹介されているという。

 

2010年のハイチ大地震をきっかけに設立されたWCKは、ロシアの侵攻を受けているウクライナでも活動しており、本の収益は全額同団体の緊急対応活動のために使われるという。妃が紹介したケーキは、21年3月にWCKと提携してコロナ禍で困窮する人々に食事を提供する活動をしていたシカゴの女性レストラン経営者たちに感謝の気持ちを伝えるため差し入れたもので、米カリフォルニア州の自宅の庭で妃自らが収穫したレモンを使って作られたことが当時、WCKのツイッターで紹介されていた。料理本には妃の他にも、ミシェル・オバマ元大統領夫人らがレシピを提供しているという。

 

夫妻は自分たちの財団アーチウェルズを通じてWCKの活動を支援してきたといい、「この本は、著名シェフや地元の料理人、そして自然災害や人道危機の影響を受けた地域社会に食事を提供する世界的な非営利団体の友人たちによる魅力的なストーリーとレシピを集めたものです。メーガン妃はレシピを提供したことを誇りに思っています」とコメントを発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)